研究会

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定例行事のほかに本会の特長として下記のような部会・研究会・勉強会などがあり、講演、セミナ-、見学、共同研究など自由に多彩な活動を行っています。研究会は特定のテーマについて研究活動を行う会です。

活動中の研究会

  • 粉砕の高度利用研究会

    世話人 加納 純也(東北大学)2014年度~

    粉砕は、電子部品、医薬品、化粧品など多くのものづくりの分野で重要な役割を果たしている一方、今なお、”より微細化したい”、”粒子径分布を制御したい”、”高効率化したい”、”粒子形状を制御したい”、など多くの課題を抱えている。
    粉砕の高度利用研究会では、研究会の活動を通して、人、研究、技術の交流を図り、課題の解決のみならず、粉砕の高度な発展へつなげ、日本の魅力あるものづくりに貢献していきたいと考えている。研究会主催による年2~3回の研究会開催のほか、東北談話会や粉体グリーンプロセス研究会等と粉体工学関連行事等への積極的な共催・協賛等による活動を展開している。

  • 粉体プロセスデジタルツイン研究会(旧 計算粉体力学研究会)

    世話人 酒井 幹夫(東京大学)2024年度~

    第5期基本計画等において「サイバー(仮想)空間とフィジカル(現実)空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会」として内閣府からSociety 5.0が提唱されています。フィジカル空間に存在するモノをサイバー空間に再現するシステムはデジタルツインと呼ばれ、次世代のものづくりにおいても使用されることが期待されています。デジタルツインには、高効率(リアルタイム)に実現象を再現できるシミュレーション技術が求められます。本研究会では、粉体プロセスのデジタルツインの中核技術についてソフトウェア・ハードウェア(モデリング、人工知能、ハイパフォーマンスコンピューティング、センシング、など)の両面から議論します。次世代ものづくりを牽引できるような若い研究者の参加をお待ちしています。
    本研究会の構成メンバーは以下の通りです。

    主査:酒井幹夫(東京大学)
    副主査:鷲野公彰(大阪大学)
    会計幹事:三野泰志(岡山大学)
    幹事:
    仲村英也(大阪公立大学)
    渡辺香(構造計画研究所)

  • 集塵技術の多機能化研究会

    世話人 福井 国博(広島大学)2022年度~

    集塵技術の多機能化研究会は、環境保全への要求が益々厳しくなっている状況の中で、環境対策装置の一つである集塵装置に、様々なガス状物質の除去機能を加えた多機能化により、一層合理的かつコストの低い排煙処理システムとして確立することを目指して、2006年度に設置された。除去対象ガス状物質には、従来からの主な除去対象である窒素酸化物、硫黄酸化物などに加えて、最近注目されている微量物質なども含めて検討を進めている。
    主な活動内容としては、集塵装置に新たな機能を加える多機能化に関する様々な手法の調査・検討、多機能化への適用性が高い集塵方式における脱塵性能向上法の調査・検討、さらには本技術の適用が期待される様々なプラントにおける装置構成の詳細検討など、集塵装置単体での検討に加え、排煙処理システム全体としての集塵装置への要求性能の調査なども含めて幅広く対象にしている。
    具体的には、(一社)日本粉体工業技術協会 集じん分科会や集じん技術委員会との共催や協賛などの協力を得ながら、工場見学と講演会で構成される研究会を年2〜3回開催している。

  • 粉体材料設計研究会

    世話人 多々見 純一(横浜国立大学)2014年度~
  • ソフト粒子・界面研究会

    世話人 新戸 浩幸(福岡大学)2016年度~

    近年、エマルション、高分子ゲル、生体分子(蛋白質、DNAなど)、生体膜、リポソームなどの柔らかい粒子(以下、「ソフト粒子」と呼ぶ)は、活発に研究・開発され、医薬品、化粧品、食品などに広く利用されている。このため、ソフト粒子自体はもちろん、ソフト粒子表面が溶液媒体、固体表面、細胞・生体組織などと接するときに形成される柔らかい界面(以下、「ソフト界面」と呼ぶ)を理解することが極めて重要となる。このようなソフト粒子・ソフト界面が関与する現象は、複数の物理化学的および細胞生物学的な相互作用が関与するため、極めて複雑なものとなる。この現象を理解することは、ソフト粒子全般の基本設計、先端医療を支えるバイオマテリアルやDDS用キャリアー粒子の表面設計、粒子状物質の生体影響評価など、多くの分野において極めて重要である。しかし、基礎的な理解がなされないまま、研究・開発が進められることが多い。この現状から脱却しなければ、生体関連材料の合理的開発、ナノ材料の正確なリスク評価などの今後の飛躍的な発展は期待できない。
    そこで当該研究会では、ソフト粒子・ソフト界面を分子レベルで理解し、これらの制御技術を確立することを目指す。本課題は、学際的要素が強く、当学会を含め多様な学協会にて討論されはじめているため、粉体工学会内外の研究者・技術者による学術的な討論の場として当該研究会を設立する。具体的には、学会内や粉体工業技術協会などの粉体物性に関連した組織との連携も取りつつ、年2回以上の活動を行う。

  • 機械的単位操作に関する産学連携研究会

    世話人 尾形 公一郎(大分工業高等専門学校)2024年度~
  • 粉体グリーンプロセス研究会

    世話人 佐藤根 大士(兵庫県立大学)2023年度~

    低炭素社会に貢献するグリーンプロセッシングや環境エネルギー関連材料を含めた粉体グリーンテクノロジーを議論する場を提供することを目的とし2015年に設立された。粉体材料の開発における「合成法の開発や物性評価」、「粉体材料を如何に上手く使うか」という粉体の単位操作の発展・最適化も来たるべき低炭素社会の礎となる技術と考え、研究・調査の対象としている。
    本研究会では粒子合成から合成した粒子を用いたものづくりや粒子のハンドリングなど幅広い分野における産学官の研究者・技術者に参加いただき、討論および情報交換を行う。具体的な活動としては、学会内の他研究会、粉体工業技術協会および他学会との共催や協賛などの連携を取りつつ、年2回以上の講演会を開催する。

  • 省エネルギーに貢献する粒子設計・粉体プロセスの薬工連携研究会

    世話人 高井 千加(岐阜大学・東北大学)2024年度~

    環境負荷低減や省エネルギー技術の構築は粉体工学において重要な課題である。医薬品製造分野においてもフロー合成や固形製剤の連続生産など省エネ型製造プロセスの技術開発が近年注目されており、革新的な粒子設計・粉体プロセスの導入が期待されている。2019~2020年度の2年間、我々が立ち上げた「省エネルギーに貢献する粒子設計・粉体プロセスの薬工連携ワークショップ」において、環境・省エネ・低コストをキーワードに、薬工連携による新しい粒子設計・粉体プロセスについて意見を交わしてきた。本ワークショップの活動を通じて、医薬品分野における粉体工学の先進研究の重要性を再認識するとともに、研究会として分野横断的に議論できる場が必要である考えに至った。
    本研究会では、製薬、セラミック、電池、食品など多分野の粉体工学を専門とする研究者・技術者に参画いただき、分野を超えた幅広い情報交換を行う。具体的な活動としては、年2回以上の講演会を開催する。

活動を終了した研究会