一般社団法人粉体工学会

第56回夏期シンポジウム
「DX 時代の粉体工学:粉体工学とデータサイエンスの融合に向けて」

研究報告,研究速報,技術報告,技術速報,その他

ドイツ政府が 2011 年に Industry 4.0 を提唱し,日本では 2016 年に内閣府が策定した第 5期科学技術基本計画の中で Society 5.0 が提唱され,各国政府が AI(人工知能)や IoT(モノとインターネットの接続)技術を駆使したスマートファクトリーや超スマート社会の実現を目指し,デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進が図られている。粉体工学は極めて広範囲なものづくりと係わっているため,DX の一環として大学や企業の研究開発においてサイバーフィジカルシステム(CPS)の構築が望まれている。試作品を製作せずに仮想空間で設計および生産の検討を行う CPS は粉体工学においても導入されるであろう。その一方で,既存の粉体工学技術(分析技術,加工技術,シミュレーション技術,など)も CPS において極めて重要となる。たとえ AI や IoT 技術が確立しても,粉体工学技術が確立していなければ CPS は実現できないためである。すなわち,コンピュータシミュレーションにおける数学モデルの高度化,実験による分析・測定技術の高度化,材料開発技術の高度化が十分になされなければ粉体プロセスにおける CPS は実現できない。このような背景から,DX 時代の粉体工学というテーマで夏期シンポジウムを企画する。本シンポジウムでは,主としてコンピュータシミュレーション技術,分析・測定技術,材料開発および人工知能のセッションから構成される。本シンポジウムでは,これらの分野の最先端の技術の情報発信がなされるのはもちろんのこと,異分野の研究者の積極的な交流を促したい。また,学生の発表を広く募集し,優秀な発表には学生賞を授与する予定である。

共催粉体工学と人工知能の融合研究に関するワークショップ,粉体シミュレーション技術利用分科会(日本粉体工業技術協会)
協賛化学工学会,日本計算工学会,日本原子力学会,日本機械学会,粉体粉末冶金協会(依頼中含む)
開催日10 月 8 日(金)~9 日(土)
場所Zoom によるオンライン開催
世話人酒井幹夫(東京大学),飯島志行(横浜国立大学),
森隆昌(法政大学), 島田憲成(構造計画研究所), 後藤邦彰(岡山大学)

学生賞(授与日:2021年10月9日)

武井 晃志(法政大学)

発表演題:スラリーの浸透圧測定による粒子分散・凝集状態の評価

逸見 るな(千葉大学)

発表演題:多孔性基材統合型マイクロ流体デバイスにおける微粒子分離挙動のチューニング

李 碩(東京大学)

発表演題:Validation study on a coarse-grained DEM for the flow regime in a spouted bed based on the POD analysis

石 琪(東京大学)

発表演題:DEM-CFD Simulation on Effect of Air Flow on Powder Mixing in a Container Blender

山野井 慶彦(横浜国立大学)

発表演題:光硬化性シリカスラリーを用いた複雑形状多孔質シリカ部材の成形と高速焼成

柘野 善治(東京大学)

発表演題:コンテナブレンダーの粉体混合における密度偏析の抑制効果

参加申込

ご案内詳細第56回夏期シンポジウム参加募集(プログラム付き)
参加費1) 先行振込扱い:10 月 1 日(金)振込まで *消費税が含まれます。
会員種別参加登録費
維持会員
および賛助会員
1 名無料2)
(2 人目から 5,000 円)
事業所会員,個人会員
発表者, 共催機関会員
5,000 円
学生会員2,500 円
会員外(発表者以外)10,000 円
申込方法 下記申込みボタンからお申込み下さい。
郵送,Fax, E-mail等での受付は行いませんのでご注意下さい。
特典利用申込はE-mail(office@sptj.jp)にてお申込み下さい。
先行振込締切10月1日(金)(振込日)
振 込 先 ・銀行口座 みずほ銀行 京都支店 (普通)1481549 一般社団法人粉体工学会
 (読み方:シャ)フンタイコウガクカイ)
・郵便振替 00980-7-276865 一般社団法人粉体工学会
 (読み方:シャ)フンタイコウガクカイ)

注 1) オンライン開催のため 10月2日以降の参加費のお支払いは受け付けられません。
注 2) 参加費無料の特典利用は,先行振込期間に申し込まれた場合にのみ有効です。

参加申込み: 申込期限を過ぎているため受付できません。
参加申込

講演申込

ご案内詳細第56回夏期シンポジウム【講演募集】のご案内.pdf
講演申込締切7 月 30 日(金)
講演種別研究報告,研究速報,技術報告,技術速報,その他
発表形式口頭発表
申込締切[講演申込締切] 7 月 30 日(金)
[講演要旨集原稿提出] 8 月 20 日(金)
(申込者にフォーマットをお送りします。発表 1 件につき A4 用紙 2 枚の予定。)
講演申込方法下記申込みボタンからお申込み下さい。

注:2022 年の粉体工学会誌 8 月号に、「夏期シンポジウム特集号」を組みます。シンポジウムで発表した内容を,論文,研究ノート,技術資料,解説等として希望される方は,2022年 1 月 31 日(月)までに最終投稿原稿を事務局までご提出下さい。粉体工学会誌に投稿された通常の原稿と同様に査読が行われます。

講演申込み: 申込期限を過ぎているため受付できません。
講演申込 講演申込修正 講演申込取下
講演要旨提出:提出期限を過ぎているため受付できません。
執筆要綱 講演要旨提出

過去開催分

回(年) テーマ 日時 会場 備考
第55回
(2019年)
粒子集積構造の利用と制御 2019年8月5日(月)~6日(火) 横浜国立大学環境情報1号棟合同セミナー室/神奈川県 共催:日本セラミックス協会(予定),化学工学会材料界面部会,粉体工学会粉体材料設計研究会,粉体工学会粉体グリーンプロセス研究会,粉体工学会不均質構造の利用と制御に関するワークショップ
第54回
(2018年)
粉体・微粒子界面の評価と制御による材料創製 2018年7月9日(月)~12日(木) 倉敷ロイヤルアートホテル/岡山 ICCCI2018と同時開催
第53回
(2017年)
熱・物質移動を伴う粉体単位操作 ‐基礎的研究と実操作・機器での課題- 平成29年9月5日(火)~ 6日(水) 大阪アカデミア 新梅田研修センター/大阪 共催:日本粉体工業技術協会環境エネルギー・流動化分科会,乾燥分科会,日本熱物性学会,化学工学会熱工学部会
第52回
(2016年)
細胞・生体との相互作用を利用した機能性ナノ粒子・人工材料の設計 平成28年8月8日(月)~9日(火) ひょうご共済会館/兵庫 共催:日本薬剤学会,日本粉体工業技術協会微粒子ナノテクノロジー分科会
第51回
(2015年)
粉体・微粒子界面の評価と制御 平成27年 7月7日(火)~10日(金) 倉敷ロイヤルアートホテル/岡山 ICCCI2015と同時開催
第50回
(2014年)
生活関連ソフトマテリアル製造における粉体技術 -より安全で安心な食品・化粧品・医薬品の安定供給と高機能・高付加価値製品製造に向けて- 平成26年8月 6日(水)、7日(木) 大阪アカデミア/大阪 共 催:日本食品工学会、化学工学会バイオプロセス部会、日本粉体工業技術協会食品粉体技術分科会
第49回
(2013年)
粉体による材料微細構造創製とその新展開 -多様な構造制御による新材料創出に向けて- 平成25年7月18日(木)、19日(金) ホテルマウント富士/山梨 共 催:日本学術振興会先進セラミックス第124委員会、スマートプロセス学会先進プロセス部会
第48回
(2012年)
固体炭素資源の高度・クリーン利用に貢献する粉体工学-低炭素社会のエネルギー供給を支える石炭・バイオマスの利用技術- 平成24年7月23日(月)、24日(火) (財)日本クリスチャンアカデミー関西セミナーハウス/京都 協 賛:一般社団法人日本エネルギー学会、集塵技術多機能化研究会、機能性粒子の応用・ハンドリングに関するワークショップ
第47回
(2011年)
粉砕の新たな展開と高度利用―粉砕の基礎から新利用技術まで― 平成23年8月8日(月)、9日(火) ニューサンピア姫路ゆめさき/兵庫 世話人:鈴木 道隆(兵庫県立大学)・齋藤 文良(東北大学)・空閑 良壽(室蘭工業大学)・飯村 健次(兵庫県立大学)
第46回
(2010年)
ナノ粒子・人工材料と相互作用する生物―細胞を中心に生態関連物質から生体まで― 平成22年8月9日(月)、10日(火) 関西セミナーハウス/京都 世話人:新戸 浩幸(京都大学)・市川 秀喜(神戸学院大学)・川上 亘作(物資・材料研究機構)・飯村 健次(兵庫県立大学)
第45回
(2009年)
粉体工学による新材料創製プロセスの確立    ―粉体プロセスによるナノ構造制御法の確立と新材料創製を目指して― 平成21年8月10日(月)、11日(火) 浜名湖ロイヤルホテル/静岡 世話人:鈴木 久男(静岡大学)・神谷 秀博(東京農工大学)・藤  正督(名古屋工業大学)
第44回
(2008年)
乾式・湿式粉体単位操作―ナノ粒子から粉粒体まで― 平成20年 8月11日(月)、12日(火) 関西セミナーハウス/京都 世話人:後藤 邦彰(岡山大学)・森 英利(富山大学)・野村 俊之(大阪府立大学) 企画協力:粉体基礎現象研究会
第43回
(2007年)
微粒子集積体の配列構造・自己組織化:ボトムアップテクノロジーとしての可能性を探る 平成19年 8月6日(月)、7日(火) 関西セミナーハウス/京都 世話人:不動寺 浩(物質・材料研究機構)・宮原 稔(京都大学)

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