2025年度 粉体工学イブニングセミナー

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「製剤と粒子設計:マクロからミクロまで」

京都大学薬学部の薬品工学研究室(故 岡田壽太郎先生)で気相、液相の反応工学で学び、学位修得した後、岐阜薬科大学製剤学研究室(川嶋嘉明先生)で製剤研究をスタートして40年ほどが経過した。川嶋教授が中心となり設立された本会の製剤と粒子設計部会の設立当初より、運営の一端に関わり様々な情報及び交流をエネルギーとして、「粒子設計」を道標とした粉体工学、製剤研究を進めてきた。当時在籍された半田哲郎先生の薫陶もうけ、アルバータ大学での留学時に本格的にリポソーム研究も開始した。固形製剤設計に加えて、リポソームを中心とする微粒子製剤設計においても粒子設計の観点に力点を置いて研究を進めた。薬学部が6年制となることも機として、より一層、医療現場、患者さん側のニーズも踏まえた製剤研究に重点を置き、「人に優しい製剤」を研究スローガンとした。また、現在の寄付講座では、薬品工学の原点にも繋がる連続生産にも関わる機会を得た。自分自身のこれらの研究へのかかわりを中心に、ここ数十年の医薬品製剤研究の変遷をたどりたい。

開催日

2025年
5月21日(水)

場所

フォレスト仙台

〒981-0933
宮城県仙台市青葉区柏木1丁目2-45

日時 2025年5月21日(水)17:30~18:30(予定)
講師 岐阜薬科大学名誉教授 竹内 洋文 氏
参加費 無料
イブニングセミナーのみのご参加の場合、メールにて事務局(office@sptj.jp)宛てお申込み下さい。
申込締切 5月14日(火)
問合先 一般社団法人粉体工学会
〒600-8176 京都市下京区烏丸六条上ル北町181 第5キョートビル7階
TEL.075-351-2318, FAX.075-352-8530 E-mail: office@sptj.jp
ご案内詳細 2025年度 粉体工学イブニングセミナーのご案内

過去開催分

開催年 開催日 会場 演題 講師
2024年 5月14日(火) 姫路・西はりま地場産業センター(じばさんびる)春期研究発表会場 エアロゾルの研究を振り返って 広島大学名誉教授 奥山 喜久夫
2023年 5月15日(月) 早稲田大学国際会議場 粉をみつめて45年 宇都宮大学名誉教授 鈴木 昇
2022年 5月17日(火) 姫路・西はりま地場産業センター ハイブリッド開催 粉をつめる話、つまらぬ話 兵庫県立大学名誉教授 鈴木 道隆
2021年 6月2日(水) オンライン開催 エアロゾル粒子の補修研究で教わったこと 金沢大学名誉教授 金岡 千嘉男
2020年 開催中止
2019年 5月9日 早稲田大学国際会議場 サンデー毎日の英語ボランティア 東北大学名誉教授 齋藤 文良
2018年 5月9日(木) 京都リサーチパーク 医薬品製剤とパーティクルテクノロジー 神戸学院大学名誉教授 福森 義信
2017年 5月15日(火) 早稲田大学国際会議場 乾式粉体、湿潤粉体、湿式粉体処理の類似性と相違性 横浜国立大学名誉教授 松本 幹治
2016年 5月16日(火) 京都リサーチパーク 粉体流れの不思議を追いかけて! 同志社大学名誉教授 日高 重助
2015年 5月17日(火) 連合会館 粉と遊ばれて50年-うまく付き合えただろうか- 創価大学名誉教授 山本 英夫
2014年 5月19日(火) メルパルク京都 研究上の偶然と必然 京都大名誉教授 東谷 公
2013年 5月29日(木) 連合会館 2つのリュウタイ:粒体と流体 大阪大学名誉教授 辻 裕
2012年 5月21日(火) メルパルク京都 呑み易くした薬と,呑み難い薬を呑み易くする 名城大学名誉教授 砂田 久一
2011年 5月24日(火) 総評会館 まだまだ面白いことがある!?-粒子・粉体- 京都大学名誉教授 増田 弘昭
2010年 5月25日(火) 京大会館 粉体工学から社会技術まで-分野横断的な「学」を求めて 東京農工大学名誉教授 堀尾 正靱
2009年 5月26日(火) 総評会館 様々な粒体・球体の造形ア・ラ・カルト 中央大学名誉教授 関口 勲
2008年 5月20日(火) 京大会館 日本における、パンの歴史と現状 製粉協会・製粉研究所 竹谷 光司
2007年 5月22日(火) 総評会館 あらためてものつくりの原点を考える-精神欲を煽るあたらしいものつくり- 東北大学教授 石田 秀輝
2006年 5月24日(火) 京大会館 科学技術の光と影を問う 名古屋大学名誉教授 外山 茂樹
2005年 5月24日(火) 東京大学山上会館 粒子・流体運動の数値シミュレーション:その手法と問題点 九州工業大学名誉教授 湯 晋一
2004年 5月18日(火) 京大会館 安全と安心:技術と心理 京都大学名誉教授 新宮 秀夫
2003年 5月28日(水) 中央大学駿河台記念館 ダイオキシン類汚染土壌対策のその後 大阪府立大学名誉教授 宮南 啓
2002年 5月22日(水) 京大会館 クリーン化技術に関する最近の話題 金沢大学名誉教授 江見 準
2001年 5月22日(火) 中央大学駿河台記念館 ITデモクラシーの行方 東京大学名誉教授 井上 外志雄
2000年 5月17日(水) 京大会館 日本画家がふれた粉体技術 女子美術大学教授 橋本 信
1999年 5月25日(火) 京大会館 経営するということ (社)日本粉体工業技術協会会長 天野 牧男
1998年 5月25日(月) 京大会館 粉体と歩んだ道 姫路工業大学名誉教授 大島 敏男
1997年 5月20日(火) 京大会館 粉体工学の神話時代-1つの学問をつくりあげて行ったひとびと- 中部パウテックプラザ研究所 神保 元二
1996年 5月15日(水) 京大会館 粉体の性質と成形 京都工芸繊維大学名誉教授 荒川 正文
1995年 5月25日(木) 京大会館 粉 砕 夜 話 東北大学名誉教授 八嶋 三郎
1994年 5月26日(木) 京大会館 粉とつきあって50年-研究のウラ話- 北海道大名誉教授 田中 達夫