固体の微粒子が液体中に分散している系をサスペンションというが,このサスペンションの粘度 $\mu$ を表わす式はアインシュタインによって理論的に次式のように導出された。
$$
\mu =
\mu_0 \left( 1+ \frac{5}{2} \phi \right)
$$
ここで,$\mu_0$ は液体の粘度,$\phi$ は分散している固体粒子の体積分率である。高粒子濃度になると合わなくなるが,現在では濃度を補正した式が求められている。
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クリーガーの式,ムーニーの式
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/4/12