粉体工学用語辞典 powderpedia: Glossary of Powder Technolog

一般社団法人粉体工学会

アグロメレーション造粒,凝集造粒

agglomeration granulation, agglomerating granulation

 気相中または液相中で粒子は多様な粒子間相互作用によって集合状態を形成することが多い。この現象は一般に粒子間結合や集合形態により凝結凝集フロックなどと呼ばれるが,これらの明確な区別はない。造粒分野では図中の II のように湿潤粉体、ないしはバインダーを受けた粒子がある大きさに集合したり,あるいはその集合粒子群が互いに合体して顆粒ペレットになる造粒機構をアグロメレーション造粒といい,特に I のようなA(大きい凝集物)の表面にB(小さい凝集物)が層状に付着する造粒機構(レイヤーリング造粒)とは区別される。なお,この粒子相互作用には粒子間の液体架橋(または乾燥による固相析出),加熱融着なども含む。

→  コーティング造粒凝結フロック


典型的な造粒機構の模式図
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/4/14

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