液噴霧法である加圧空気による液噴霧装置をいう場合と,衝撃式粉砕機の一機種をいう場合の二つがある。後者は,高速で回転するハンマーの大きな衝撃力によって粉砕する衝撃型の微粉砕機である。粒度の調整はスクリーンのサイズによって行い,各種粉体原料の微粉砕に適用できる。ホッパーに投入された原料はスクリューフィーダーで粉砕室に送り込まれ,高速回転するスイングハンマーの衝撃とライナーによる衝突効果によって繰り返し粉砕される。所定粒度以下に粉砕された微粉は,下部スクリーンを通り,製品として取り出される。
→ 衝撃式粉砕機
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/5/31