ノズルから網面に向かって噴き上げる空気圧によって,ふるい(篩)の目詰まりを解消させながら粒子のふるい分けを行うふるい分け装置。基本原理は図に示すように,ふるい網の下に取り付けられた回転ノズルから空気を噴出させ,ふるい網上にある粒子を吹き飛ばし,ふるい網の上部に流れた空気が網全体から下向きに流れ,粒子を網に落下させてふるい分けを行う。ノズルは回転することにより,順次網面全体に空気圧を掛け,目詰まりを解消できる。ふるい分け試験用につくられた小さい装置をエアージェットシーブ,工業用につくられた少し大きいものを工アージェットスクリーン(air jet screen)といい,連続式の装置もある。
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/06/04