遠心効果
centrifugal effect
遠心加速度と重力加速度の比であり,この比により遠心場の強さを表わす。いま,ある物体が回転中心から半径 $r$ の位置を回転角速度 $\omega$ [rad/s] で回転しているとき,この物体に対する遠心効果 $K$ は,重力加速度を $g$(= 9.8 m s-2)とすると, $$K = \frac{r \omega ^{2}}{g}$$ で表わされる。遠心分離機などの回転機械における遠心場の強さの表示に使用され,また,ふるい機(篩機)のような振動機械にも用いられる。振動数 $N$ [rpm],全振幅 $A$ [mm] である振動ふるい機の遠心効果 $K$ は次式で与えられる。
\begin{align}
\\
\omega &= 2\pi N \\[10pt]
r &= \frac{A}{2} \\[10pt]
K &= \frac{r \omega^{2}}{g} = 0.56\,(N/\mathrm{rpm})^{2}(A/\mathrm{mm}) \times 10^{-6}
\end{align}
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