遠心沈降面積,遠心分離面積
centrifugal settling area
遠心沈降機の処理能力を表わす尺度。処理量 $Q$ [m3 s-1] は分離限界粒子の重力場における沈降速度 $v_{\mathrm{g}}$ [m s-1] と遠心沈降面積 $S_{\mathrm{e}}$ [m2] との積で表わされる。分離限界粒子は,遠心沈降機で 100 % 除去される粒子中の最小粒子をいう。遠心沈降面積は,沈降機の幾何学的形状と回転数の 2 乗で決まる値であり,装置のスケールアップにも利用できる。たとえばシャープレス型遠心沈降機では次式で示される。
$$
Q = v_{\mathrm{g}}\frac{\pi \left( {r_{2}}^{2}-{r_{1}}^{2}\right)L\omega ^{2}}{\ln \left( r_{2}/r_{1}\right)g}=v_{\mathrm{g}}S_{\mathrm{e}}
$$
ここで,$r_{1}$,$r_{2}$ はそれぞれ液面までと円筒壁までの半径,$L$ は円筒長さ,$\omega$ [rad s-1] は角速度である。
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清澄分離,
シャープレス型遠心沈降機
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