遠心分級機
centrifugal classifier
遠心力の場における粒子の沈降速度は重力場の数百倍にできるので,液体中では約 100 µm 以下,気体中では約 30 µm 以下の粒子の分級は主として遠心分級により行われる。遠心力をつくるために回転流れが利用され,その形式として自由渦に近いサイクロンのような固定円筒内で流体のみが回転するものと,内部に回転体を設置し強制渦の場合とがある。後者は実用上高濃度条件においても分級性能の低下が少ないため広く利用されているが,粒子が回転体に衝突して,摩耗の問題が生じやすいためその対策が必要である。前者の例としては乾式・湿式サイクロン,ディスパージョンセパレーター,後者の例としてミクロンセパレーター,夕一ボクラシファイア,O-セパ,ターボプレックスなどがある。
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遠心分級
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