セラミックスの代表的な成形方法の一つで,押出機にはオーガー型とプランジャー型がある。混練した原料を管状の受け器に挿入し,ピストン圧あるいは羽根圧を利用して器中の原料を前進させ,所定の断面形状の口金を通して連続的に排出させる。排出後に口金部より連続して設定された型中に受けて造形し,後に脱型して成形体を得る方式が押出し成形であり,排出原料をいったん口金の断面形状を維持したまま排出し,後にこれを一定長さに切断して使用すれば抜出し成形と呼ばれる。棒状のものや大型品の量産に適し,口金に中芯を設けることにより中空のものも成形できる。
→ オーガー
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/7/1