金型に充填した粉体を高温状態で加圧して焼結体を作成する方法。金型は高温や焼結雰囲気を考慮して，グラファイトやアルミナ質のものが利用される。加圧方向が一軸のときにホットプレス（hot press），等方的のときにホットアイソスタティックプレス（hot isostatic press）とも呼ぶ。圧力を加えることにより，粒子の再配列，拡散クリープ，塑性流動などが促進され，緻密な焼結体が加圧しない場合（大気圧をさし，真空雰囲気とは別）よりも低温で得られる。圧力は粒成長に影響しないため，微細粒径からなる微構造の焼結体が作製できることも特徴の一つである。

→　焼結