型の中に粉体を入れ,加圧して成形体を得るセラミックス成形法の一つで,工業的には金型に粉体原料を充填し,油圧プレス,水圧プレス,フリクションプレスなどのプレス機で一軸あるいは場合によっては多軸加圧で成形する。粉体への圧力の負荷方法は成形体の密度分布,欠けや割れ,ラミネーションなどに影響するので重要である。利用される製造装置は機械化,自動化されており,厳密な寸法公差の制御された特性をもつ成形体が得られる。多くの電子セラミックス,構造用セラミックスが製造され,成形される製品の大きさも 1 ~ 100 mm 程度の広い範囲をカバーしている。
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/7/8