主として乾式と湿式の解砕造粒の方式がある。乾式解砕造粒では一般に粉体原料をローラーコンパクター（ロール間圧縮）により板状に成形し，これをピンローター（放射状にピンまたはプレートをつけた回転シャフト）で粗砕し，さらにロールグラニュレーターによって解砕と整粒を行って均一粒度の顆粒を製造する。湿式解砕造粒では適度に可塑性（凝集性）をもたせた粉体原料をナイフ，ピンなどのついた回転シャフトで解砕し，かつ整粒用のスクリーンを通過させて均一粒度の顆粒を製造する方法である。後者の造粒法は解砕用ナイフ，ピンなどをつけた回転シャフトが水平または垂直方向に設置されており，水平の場合に容器の下部にスクリーンを設置し，垂直の場合には解砕用回転シャフトを内蔵した円筒状スクリーンが用いられる。

→　ロールグラニュレーター，解砕機