慣性パラメーター
inertial parameter
粒子の慣性の大きさを表す無次元数 $\psi$ で,ストークスの抵抗を受ける場合の粒子の停止距離 $S$ と,系の代表長さ $D_{\mathrm{c}}$ の比。
$$
\psi = \frac{S}{D_{\mathrm{c}}} = \frac{C_{\mathrm{c}}\,\rho_{\mathrm{p}}\,{D_{\mathrm{p}}}^{2}u_{0}}{18\,\mu \,D_{\mathrm{c}}}
$$
ここで,$C_{\mathrm{c}}$ はカニンガムの滑り補正係数,$\rho_{\mathrm{p}}$ は粒子密度,$D_{\mathrm{p}}$ は粒径,$u_{0}$ は粒子速度である。慣性パラメーターとともに,慣性の尺度としてストークス数 $Stk$ もよく用いられるが,$Stk=2\psi$ である。
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慣性衝突,
粒子緩和時間
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