乾燥装置
dryer
乾燥とは水分(溶剤)を含んだ材料に熱を与えて水分(溶剤)を気化蒸発し,固体製品を得る操作である。衛生陶器,木材のように大きな成形材料から,粉粒状,泥状,糊状,液状材料ときわめて多種多様の材料が乾燥の対象となるので,乾燥装置もまた多くの形式がある。乾燥装置は材料の受熱方式から下表のように分類される。
乾燥装置の選定にあたっては、湿った状態での材料の形態,物性を考慮する必要がある。特に装置の壁への材料付着は最も致命的となるため,十分な予備テストが必要である。選定した乾燥装置で,材料が入口から出口までスムーズに移動しないと運転ができなくなる。乾燥製品の品質は熱風条件,乾燥温度などに大きく左右され,医薬品,食品などのように乾燥効率よりも品質がはるかに重要視される場合がある。
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