Wadell により定義された三次元形状の形状指数で,
$$
\mathrm{(球形度)=\frac{(粒子と当体積の球の表面積)}{(実際の粒子の表面積)}}
$$
で与えられる。これを真の球形度と呼ぶ。実用上,表面積測定の困難さから投影像を用いて,
面積円相当径と外接最小円の直径との比により球形度を近似的に表わすことも可能である。また,近似的な球形度として,粒子の立体形状を14面体で近似した,
$$
\mathrm{(Aschenbrennerの球形度)=\frac{(近似14面体の表面積)}{(近似14面体と同体積の球の表面積)}}
$$
がある。この場合,粒子の
三軸径から算出可能である。
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/06/24