粉体を用いた拡散律速の固相反応速度式の一つ。直径 $r_{\mathrm{B}}$ の物質B粒子が連続相の物質A中にあって付加反応を起こす場合などに適用可能である。反応率を $\alpha$ ,反応速度定数を $k$,時間を $t$ としたとき,
$$
1-\frac{2}{3}\alpha-(1-\alpha)^{2/3}=\frac{kt}{{r_{\mathrm{B}}}^2}
$$
で表わされる。導出の過程は異なるが,式の形は神力・久保の式と同じである。
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/05/16