空間率
void fraction
粉粒体層内のかさ(嵩)体積 $V$ 内の空間の割合を空間率 $\varepsilon$ と呼び,
$$
\varepsilon = 1-\frac{M}{V\rho_{\mathrm{p}}}
$$
で求める。ここで,$M$ は粉粒体層に充塡された粒子の総質量,$\rho_{\mathrm{p}}$ は粒子の真密度である。空間率は最も簡単な充塡状態の表現指標であり,空間率の大きな場合が疎充塡,空間率の少ない場合が密充塡となる。多孔性粒子などの粒子内部の空隙は粒子内空間率と呼び,粒子内空間まで考慮した層内の空間割合を区別して空隙率と呼ぶ場合もある。また,$(1-\varepsilon)$ は粉粒体層内の粒子の占める体積割合を表わし,充塡率と呼ぶ。空間率,充塡率ともに 0~1 の範囲の値をとる。
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充塡構造
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