空気分級機,風力分級機
air classifier
乾式分級機の一種で,空気流によって粒子を分級する機械の総称である。粒子の分級機構としては,重力,慣性力,遠心力が利用される。重力形式は粒子に作用する重力と下部からの気流の上昇流による力が平衡になる条件で分離径が決まる。慣性力分級としてはルーバー羽根列による形式があり,分級径は 10 ~ 100 µm の領域にある。遠心分離機は自由渦を利用するものと強制回転渦(羽根を利用)方式とはあり,前者はサイクロン式が多く,後者はブロワーによる回転円板型や回転羽根型が一般である。後者の形式としては日清エンジニアリング社のターボクラシファイア,ホソカワミクロン社のミクロンセパレーターおよび太平洋セメントのO-セパなどが市販されている。
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乾式分級機,風篩(ふうし),エルトリエータ―
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