空気(気体)中の粒子のストークス径を求めるためには,粒子密度が既知である必要があるが,粒子密度を 1 g ㎝-3 とおき,空気密度は粒子密度に比べて十分小さいのでこれを無視したときのストークスの式から求まる粒子径。換言すれば,空気中で同じ終末沈降速度をもつ単位密度(1 g ㎝-3)の球形粒子の粒子径である。大気塵のように粒子密度が不明な場合にでも,この粒子径は定義できるという利点がある。たとえば,インパクターで粒子径を測定したとき,粒子密度が不明でも空気力学的粒子径は求まることになる。
→ ストークス径
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/9/5