粉体工学用語辞典 powderpedia: Glossary of Powder Technolog

一般社団法人粉体工学会

グリズリ

grizzly

 固定ふるい(固定篩)の一種。固定した鋼棒,またはレール上の鋼材を平行に設置してふるい面を構成するふるい分け装置。グリズリの間隔は一般には 30 ~ 200 mm 程度で,これを水平または傾斜させておく。傾斜型は,鉱山などの粗鉱受入れ用や,粉砕機の前に設けてスカルピングの役割に使う。傾斜角は,処理物の流動性や粘着性によって異なるが 30 ~ 45˚,ときには 50˚ 前後が使われる。水平設置のものは,まれに入る大きいものをスカルピングするものが多いので,オーバーサイズの除去には電動ホイストなどを使用する。

→ 固定ふるい(固定篩)スカルピング

執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/9/7

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