グレート・イン・ハウジング
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ステンレスチューブの中にネオジウム磁石とポールピースを充填したレア・アースチューブマグネットを一定の間隔で(25 mm または 12 mm)格子状に組んで枠に入れ,上段のマグネットの間隙の真下に下段の枠のマグネットがくるように配列したセパレーターがグレート・イン・ハウジングである。強力な磁力をもつチューブマグネットを現場でこのように狭い間隙を保ちながら固定するのは困難なため,グレートマグネットとして納入されている。このセパレーターは,チューブマグネットを適当な間隔で設置する場合よりも密に磁界のプロテクションを構成できるので,微粉体を取り扱う業界で広く用いられている。基本的には流動性のよい粉粒体を対象とした装置であるが,多少水分を含んだものや繊維質を含んだ原料には,ハウジング全体を振動させるためにバイブレーターをつけたモデルもある。食品工業,化学薬品,エンジニアリングプラスチックス,ファインセラミックス,半導体原料およびその関連メーカー等々,品質管理の厳しい業界で採用され,高い効果を上げている。
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