形状指数
shape index
幾何量に基づいた粒子形状の定量的表現で,以下のパラメーターがある。
- 異方性の指標である均斉度(アスペクト比,長短度,扁平度など)。→ 均斉度
- かさばり(嵩ばり)を示す指標である空間充足度(かさ指数など)。→ 充足度
- 円や球など規則形状の幾何量との比較や表面の凹凸,粗さの指標。→ 球形度,円形度,ハウスナーの表面指数
- 輪郭をフーリエ変換して得られるフーリエ係数群やその合成値,その統計量であるフーリエ記述子。形状の数量化,特徴の表現に用いられる。フーリエ変換では,投影像重心からの動径(極座標法)や輪郭の接線の方向変化である偏角関数(接線法),など種々の輪郭関数が対象となる。表面形状が複雑な粒子では動径が一価関数とならない場合があるが,接線法はどのような形状でも適用可能な手法である。また,動径が一価関数とならない場合を考慮した手法も提案されている(動径ベクトル法)。フーリエ記述子の最大の特徴は粒子像の再生可能性にある。→ 不均一度
→ 均斉度, 充足度, 球形度, 円形度, ハウスナーの表面指数, 不均一度
【広告】