弧状スクリーン
bogen sieve
オランダ国営炭鉱公社 Dutch State Mining が石炭分級用に開発したので DSM スクリーンとも呼ばれ,ボーゲンシーブ,シーブベンドともいう。湿式ふるい分け(湿式篩分け)の一種とみることも湿式流体分級の一種とみることもできる。
くさび型断面の細い鋼線(ウエッジバー)を一定の目開き(間隙幅)で水平に敷きつめて円弧上のスクリーンを構成し,上方から微粒子を含むスラリーをスクリーンの接線方向に均一な厚さで供給する。スクリーンの曲面を高速で流下するスラリーは遠心力でスクリーン面に押し付けられ,ウエッジバーの鋭角部による切削作用により,スクリーンの目開きの約 1/2 程度までの微粒子がウエッジバーの間隙を通り抜けて微粒子側に分級される。各種用途向けに目開き 3 mm から 50 µm のスクリーンが実用化されている。
→ 湿式ふるい分け(湿式篩分け),湿式流体分級
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