鉱物処理に広く使用されている重液選別装置。コーン部の直径が 6 m に達し,数 cm の鉱石を 500 t h-1 で大容量処理が可能。原鉱は重液表面に自由落下により供給される。浮上した軽産物は,重液上部の溢流堰からオーバーフローして排出され,水洗スクリーンで重液材と分離される。他方,コーン底部に沈んだ沈降産物はエアーリフトによりコーン低部から排出され,水洗スクリーンで重液材と分離される。回収された重液材はシックナーなどで濃縮後,循環使用される。コーン型重液選別機のほか,ドラム型やサイクロン型などの重液選別機が使用されている。