粉体工学用語辞典 powderpedia: Glossary of Powder Technolog

一般社団法人粉体工学会

最適媒体径

optimum media diameter

 媒体型粉砕機に装塡する媒体の最適径をいう。単一径の場合の最適径 $D_{\mathrm{b}}$ [mm] は,次式が目安である。 $$ \frac{D_{\mathrm{b}}}{D} = \frac{1.75\times10^{-1}\cdot(\sigma_{\mathrm{st}}/\mathrm{Pa})^{0.8}}{\rho/(\mathrm{kg\ m^{-3}})} $$  ここで,$D$ [mm] は砕料径,$\rho$ [kg m-3] は媒体の密度,$\sigma_{\mathrm{st}}$ [Pa] は砕料の球圧壊強度である。
 一方,異なる径の媒体を混合して粉砕する場合,媒体径の最小値が,最大値よりあまり小さくならないようにすることが,粉砕速度の改善に役立つ。

→  回転ミルボールミル媒体撹拌型粉砕機

執筆者:粉体工学用語辞典
編集:松山達(創価大学)
更新日:2021/05/12

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