セメント焼成工程に供給する原料粉末を,焼成炉(ロータリーキルン)からの高温排ガスで予熱するサイクロン型の装置。
直列 4 段のサイクロンの下段から上段へキルン排ガスを流す一方,原料粉末は上段サイクロン入口ダクトに投入され,熱交換したあと,サイクロンで分離捕集され,順次下の段のサイクロン入口ダクトに投入され,一部仮焼されて約 1100 K 近くまで予熱されてロータリーキルン(炉内温度約 1800 K)に供給される。
→ NSP 方式,ロータリーキルン
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/10/20