ジェットミル
jet mill
数気圧以上の圧搾空気または高圧蒸気,高圧ガスを噴射ノズルより噴出させ,このジェット気流によって原料粒子を加速し,加速された粒子同士の衝突,または加速された粒子との衝撃作用や摩砕によって粉砕を進める微粉砕機である。乾式粉砕で数 µm から 1 µm くらいまでの微粉が得られ,温度上昇が少なく感熱性物質の粉砕に適するが,エネルギー効率が低く,微粉は得られるが消費動力が大きく,一般に処理量が少ないのが欠点である。
ジェット粉砕機の形式には水平旋回流をつくるジェット噴流を用いるマイクロナイザー型,垂直型の旋回流を使用するジェットオーマイザー型,固気混合流の対抗衝突による Blaw-Knox あるいは Trost ジェットミル型,衝突板に固気混合噴流を衝突させる方法,超音波ノズル中での固気混合流の混流による方法などがある。多くのジエットミルでは乾式で微粉砕を遂行するのみならず,気流を有効に利用して分級作用を行わせたり,高性能の気流分級を直結してなるべく鋭い分級を行うことを目論んでいる。
→ 微粉砕機
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