液を使用してふるい分けること。液としては,一般には水を使用する。網面全体または網面の一部を水中に入れた状態,またはシャワー状に水を流した状態でふるい分けを行う。一般に,粉粒体は水の量が少ないと流動性が悪いが,数十 % を超えると水洗作用によりふるい分けが行いやすくなる。粒子径の小さい凝集性の粉体を対象によく使用されるが,網目が数十 µm 以下になると網面に水膜ができてふるい分けが困難になるので,膜ができないように網全体を水中に浸すなどの方法がとられる。
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/10/20