質量基準分布,重量基準分布,体積基準分布
mass base distribution
粒子径分布を表示する場合,粒子量を質量割合で示した分布。他の基準分布と区別して頻度分布,積算分布をそれぞれ,$q_{3}(x)$,$Q_{3}(x)$ と表わす。個数頻度分布 $q_{0}(x)$ から質量頻度分布 $q_{3}(x)$ への換算は,粒子径になる粒子(球)の体積が $\pi x^{3}/6$ であるから,次式でできる。
$$
q_{3}(x) = \frac{x^{3}q_{0}(x)}{\int_{x_{\mathrm{min}}}^{x_\mathrm{max}}x^{3}q_{0}(x)\mathrm{d}x}
$$
質量基準分布は個数基準分布に対して粒子径の 3 乗に比例する重みがかかっているので,粒子径の大きいほうの頻度は高くなる。質晕基準分布は従来から重暈基準分布や体積基準分布とも呼ばれてきたが,SIでは質量の用語を使うことになっている。
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個数基準分布,
粒子径分布
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