遮光法
single particle light blockage method
粒子によってさえぎられた光量を検知して粒子径を測定する方法で,基本的には光の直進性を利用する。つまりこの方法は,単に投影像のような幾何学的な大きさをもって粒子の大きさとするものであり,測定に際しては粒子の密度や屈折率などの物性値を必要としないので,全く未知なるサンプルや混合サンプルでも手軽に測定することができる。しかし,光の直進性を利用するのであまり小さな粒子の測定は難しく,せいぜいコンマ数ミクロンまでである。最近,細く絞ったレーザービームを高速で走査し,センシングゾーンに存在する粒子によってさえぎられた光量をパルスとして取り出す手法が開発・実用化された。この手法の特徴は粒子一個一個の大きさが短時間で実測できることである。
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