大量の粉体試料を化学成分や物理特性が等しい、少量の粉体に分割するために用いる機械装置。大別して回転分割器と流れ切断の方法がある。回転分割器には受器回転型とノズル回転型がある。受器回転型は比較的少量の分割に適しているが，分割数は 12 分割程度が最大でそれ以上となると偏りがでてくる。回転数についても最適値があり，質量分配精度を目安に選択する必要がある。ノズル回転型は扱い量に制限がないため，何トンもの分割に実用されている。流れ切断法は，ホッパー全量の粉体を流出させながら，代表サンプルを一定時間間隔で流れを横切るように試料容器で採取する方法である。流れには偏析があるので均等に切断する方式がよい。

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