時間とともに集塵率が変わるような集塵装置において,ある時点での集塵率をいい,瞬間捕集率ともいう。ある時点の集塵部入口,出口の粉塵濃度 $C_{1}$,$C_{0}$を同時に測定したとき,瞬間集塵率 $\eta$ は次式で表わせる。
$$
\eta = \frac{C_{1}-C_{0}}{C_{1}}
$$
しかし,濃度を捕集測定法で求める場合は,ある程度の時間を必要とする。また,測定区間でガス量に変動があれば誤差を生じる。発生源が周期的に変動する集塵装置では,1周期の期間中,何回も入口,出口で同時測定を行って平均し,これを1回の平均値とする。
→ 集塵率
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/06/07