衝突効率
impact efficiency
粒子を含む気流が障害物に遭遇すると,気流は障害物を避けて流れるが,粒子はその慣性力のために気流の流線からはずれて障害物に衝突するものが生じる。このように障害物に衝突,接触する粒子の割合を衝突効率という。衝突効率 $\eta_{\mathrm{T}}$ は,障害物の無限遠方の上流において,衝突粒子が含まれていた気流の範囲の,障害物の気流方向に垂直な投影面の大きさに対する比で表わされ,直径 $D_{\mathrm{c}}$ の球形および円柱形の障害物に対してそれぞれ,
- 球: $$ \eta_{\mathrm{T}} = \frac{{X_{\mathrm{s}}}^{2}}{{D_{\mathrm{c}}}^{2}} $$
- 円柱: $$ \eta_{\mathrm{T}} = \frac{X_{\mathrm{c}}}{D_{\mathrm{c}}} $$
- 円形ノズル: $$ \eta_{\mathrm{T}} = \frac{X^{2}}{{D_{\mathrm{c}}}^{2}} $$
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