貯槽設計時に静置粉体圧を算定する場合,貯槽壁での粉粒体との摩擦効果を考慮するかしないかの区分として,深槽と浅槽の区分を行う場合がある。日本建築学会の旧容器構造設計指針や旧ソ連邦の貯槽設計規準などに示されている区分の考えは以下のとおりである。
- 深槽:$h \gt 1.5d~~~ (h \gt 1.5a)$
- 浅槽:$h \lt 1.5d~~~ (h \lt 1.5a)$
ここで,$h$ は貯槽の高さ,$d$ は円形貯槽の内径, $a$ は矩形貯槽の短辺の長さを表わす。
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浅槽
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2022/1/20