振動によって圧密を起こさせて成形を行う方法である。セラミック核燃料のうち酸化物系燃料(UO2,PuO2 など)は溶融法によって成形することができないので,すべて粉体を原料として使用する。この場合高密度の UO2 粉体を直接被覆管に入れ,振動充填法によってかさ密度(嵩密度)を高めて燃料とする技術が開発されている。高密度に充塡するためには,粒子の粒度配合ができるだけ圧密充塡になることが必要であり,図に示すように粗粒,中粒,細粒を適当に組み合わすことが必要である。
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/7/23