円筒を水平に設置し,その円筒の中心軸を回転軸とする混合機。容器回転型混合機の中で最も古くから用いられてきた代表的な混合機。この混合機の軸方向の混合は,ほぼ拡散混合であり,断面方向の混合に比べて混合速度がきわめて遅い。しかし,最終混合度は良好である。最適回転速度は臨界回転速度の 80 % 付近にあり,最適装入率は見掛け容積比で約 30 ~ 50 % である。流動性のよい粉体のほかに造粒体や顆粒のように壊れやすい粉体などの混合に適する。
→ 回転円筒型混合機,軸方向混合,拡散混合,最適回転速度,臨界回転数,装入率
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2022/1/14