ストークスの抵抗法則,ストークスの式
Stokes law of drag
無限流体中を球形粒子が一定速度で運動するとき,$Re < 2$ では粒子に働く抗力 $F_{\mathrm{D}}$ は粒子の速度 $v$,粒径 $D_{\mathrm{p}}$ に比例し,
$$
F_{\mathrm{D}} = 3 \pi\mu D_{\mathrm{p}} v
$$
で与えられる。$\mu$ は流体の粘度である。ストークスの抵抗法則が設立する場合,抵抗係数 $C_{\mathrm{D}}$ は次式となる。
$$
C_{\mathrm{D}} = \frac{24}{Re}
$$
なお,気中の場合,粒径が小さく,及び又は減圧(クヌーセン数 $K_{\mathrm{n}} > 0.01$)になると,粒子周りの気体が希薄になるため,粒子に働く抗力はストークスの抵抗法則から予測される値よりも小さくなり,この効果はカニンガムの滑り補正係数によって補正される。
→ オセーンの式,抗力係数
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