spray tower
噴霧塔ともいう。空塔内に設けた多数のノズルから液を噴霧・分散させ,気—液の接触を図る装置で,主としてガス吸収や調湿に用いられる。ノズルからの液滴の噴出速度や液滴の終末沈降速度以上には気—液の相対速度が得られないので,慣性力による粉塵の捕集には限界がある。むしろ滞留時間を長くとれば,ブラウン運動による拡散捕集が期待できる。ガス中への液滴の分散,すなわちノズルの配置に十分留意する必要がある。いずれにしても集塵装置としての性能はあまりよくない。
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