排煙の濃度測定のことであるが，主として自動車用ディーゼルエンジンの排気煙の濃度の測定用に使われるものであり，反射式（装置 JIS D 8004，測定法 JIS D 1101）と光透過式（JIS D 8005）の二種類がJISに規定されている。
　反射式は，排気煙を吸引してろ紙（濾紙）でろ過し，そのろ紙に光をあて，ろ紙の汚れによる汚染度を反射光の強度から測定する。反射光の強さを汚染度に変換するテープエアーサンプラーの一種である。光透過式は，排気煙に直接光をあてて不透過率 [%] で煙の濃度を表わす。直接の連続測定法である。

→　 テープエアーサンプラー