スランプ
slump
フレッシュコンクリート(まだ固まらないコンクリート)の軟らかさの程度を示す指標として,世界各国で用いられている土木用語。試験方法は,JIS A 1101 に規定されている。
図に示すスランプコーンという上端内径 10 cm ,下端内径 20 cm の鉄製ケーシングに,フレッシュコンクリートを 3 層に分けて 3 分以内に詰める。上面のコンクリートをならしたあと,スランプコーンを静かに鉛直に引き上げ,コンクリート中央部のさがりを測り,これをスランプとする。この値が大きいほど,そのコンクリートは柔らかいことを示し,土木学会コンクリート標準示方書では,用途に応じてスランプの範囲を 2.5 ~ 18 cm 程度にとっている。
【参考文献】
- JIS A 1101:2020 コンクリートのスランプ試験方法
- JIS については日本産業標準調査会(JISC)の「JIS検索」も参照(要ユーザー登録)
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