成形
shaping, forming
セラミック原料粉体を含む泥しよう(泥漿)(スリップまたはスラリー),坏土(はいど:練土(ねりつち))あるいは噴霧乾燥法などで得た顆粒の集合体を規定の形状のものにつくり上げる工程をいう。成形方法は成形される物質の性質と希望する形状によって分類される。基本的には坏土の可塑性,言い換えれば水分の含有量によって乾式加圧成形,半乾式成形法,塑性成形,泥しよう鋳込み成形があり,これらはさらに用いる手段や方法などにより細分類される。
伝統セラミックスの成形で最もよく用いられる鋳込み成形は泥しよう状態の坏土を石こう型などに鋳込む方法で,非可塑性の純粋粉体を用いるファインセラミックスの製造でも他の新しい成形法に匹敵するよさをもっている。このほかファインセラミックスの新しい成形法としては,
- 熱可塑性あるいは熱硬化性樹脂を用いる射出成形,
- 有機質多種類バインダーの利用による可塑成形,加圧成形,铸込み成形,ドクターブレード法などによるテープ成形,
- アイソスタティックプレス成形,
- ホットプレス法,
- ホットアイソスタティックプレス法,
→ アイソスタティック成形,鋳込み成形,加圧成形,射出成形
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