セラミック粉末を成形して得られる成形体には，多孔性材料や特別な異方性を付与する場合は別として，焼結過程での収縮率の低下と異方性を減少させるため一般には緻密性（compactness）と均質性（uniformity）が要求される。緻密さのためには粒度配合が適切である，解膠状態（かいこう状態）が十分である，水分が少なく成形圧が高い，粒間摩擦が小さいことなどが必要となる。均質性には粒子形状に異方性がないこと，また加圧成形ではできるだけ多軸方向加圧（静水圧プレスなど）であることが重要となる。

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