清浄効率
cleanliness efficiency
自動車用エアークリーナーの試験に用いられている用語である(JIS D 1612)。一定空気流量に混合して供給したダスト量 $W_{\mathrm{f}}$ に対する,エアークリーナーで捕集したダスト量 $W_{\mathrm{c}}$ の比 $\eta$ をパーセントで表わした値である。
$$
\eta=\frac{W_{\mathrm{c}}}{W_{\mathrm{f}}}\times (100~\%)=\frac{W_{\mathrm{f}}-W_{0}}{W_{\mathrm{f}}}\times (100~\%)
$$
実際上フィルターの増加量から $W_{\mathrm{c}}$ を求めると誤差が大きくなるので,右辺のように通過ダスト量 $W_{0}$ から $\eta$ を求める。これは集塵率と同じ意味を有している。また,エアークリーナーの通気抵抗が指定された値に達するまでの間,上記の供給ダストの積算量に対する捕集ダストの積算量の比の百分率を,フルライフ清浄効果という。
→ 集塵率
【参考文献】
- JIS D 1612:1989 自動車用エアクリーナ試験方法
- JIS については日本産業標準調査会(JISC)の「JIS検索」も参照(要ユーザー登録)
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