静水圧成形
isostatic hydrostatic pressing, hydrostatic pressing
ラバープレスともいう。一般の加圧成形法では金型に充塡した粉体原料を上下方向から加圧するが,壁面摩擦に起因した圧力分布により成形体密度に不均一が生じ,ひずみや亀裂の原因となる。そこで粉体原料をゴムのような柔らかい型に充塡して油やグリセリンなどの液体につけ,その液体に圧力をかければ全周から加圧でき,均質な成形体が得られる。湿式法と乾式法があり,前者は一軸成形などで予備成形したものをゴム型に入れて成形する方法で均質な成形体が得られるが量産には向かず,後者はゴム型があらかじめ高圧容器内に組み込まれており,軸方向長さが一定に保たれた状態で加圧されるため,量産には適しているが全周からは加圧できない欠点がある。
→ アイソスタティック成形
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