主として鋳物工業において鋳型を製造する機械で,
- 通常のモールディングマシン,
- サンドスリンガー,
- コアーブローイングマシン
に大別される。(1) の主な機構は振揺,
圧縮,型抜きで,自動式ジョルトスクイズドローマシンがよく使用されている。(2) のサンドスリンガーは高速回転するインペラーチップにより砂塊を投射し,その砂塊の運動エネルギーを利用して,耐火材料などを適度の硬さに打撃施工するものである。サンドスリンガーには定置式,走行式,スイング式などの形式がある。(3) のコアーブローイングマシンは砂を 500 〜 600 kPa 程度の圧縮空気でコアーボックス内に吹き込み,空気のみをベントホールより排出して造型する機械である。
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/08/26