疎水性度とは物質表面の疎水性の程度を示す用語であり,数値としては接触角あるいは毛管負圧の大きさで評価される。これらの値が大きいほど疎水性度すなわち撥水性度は大きくなる。粉粒体の疎水性度の簡単な評価法としては,液滴法と液中分散法がある。液滴法は圧密成形した粉粒体層の上面に水滴をのせ,その水滴の接触角(> π/2 で疎水性)の大きさを目視する方法。液中分散法は,粉粒体を水に分散させた場合にその粉粒体が水表面に浮くか,水中に分散するかで判断する方法。
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吸引圧
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/08/26