層の冷却または加熱のために多数の伝熱管を層内に内挿した流動層（気泡流動層）。触媒反応装置では鉛直管群を，ボイラーの場合には傾斜管群または水平管群を内挿する。内挿管群は，気泡の運動に影響し，ある程度まで気泡径を小さくすることができる。気泡径制御のため，また管の充塡密度の不均一化を防ぐためなどの事情から，熱交換に関与しないダミー管も内挿されることがある。内挿管およびその固定装置などの摩耗対策が重要である。粒子の流れをさえぎった場合，衝突による摩耗が激しくなる循環流動層では，管群の内挿はさけるべきとされており，伝熱管を内蔵した鉛直プレートが用いられている。

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