打錠機
tableting machine
打錠機は,単発打錠機とロータリー打錠機とに大別される。単発打錠機では,上下一組の杵が,臼内に充塡された粉体を圧縮して成形する。エキセントリック型打錠機とも呼ばれる。主として,多品種少量生産用,研究用に使用される。ロータリー打錠機は大量生産用機であり,水平に回転するターンテーブルの外周に,臼が等間隔に埋め込まれており,ターンテーブルが回転する間に,粉体の充塡,圧縮,排出の一連の操作が連続的に行われる。生産能力を向上させるための多点圧縮型,成形性を上げるために数回の圧縮操作を行う多段圧縮型,圧縮時の停滞時間を長くするようにした傾斜ロール型などがある。GMP(good manufacturing practice)対応の,部品をユニット化して分解,清掃,組み立てを容易にできるようにしたもの,粉塵の飛散防止や,機械全体の水洗と温風乾燥を可能にしたものなどがある。
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スラッグ打錠法
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